このブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
サイト運営者の“ぐじ”と申します。
横浜より2019年の暮れに、長野県、軽井沢町へ移住した60代半ばのシングルシニアです。
ぐじは漢字で “狗児”と書き、子犬という意味になります。
アイコンの写真は京都高山寺に伝わる狗児のフィギュアで、実物は湛慶の作と伝わっています。
高山寺
湛慶は運慶の子になりますが、この狗児のユニークさは、写実的な表現ではなく、かわいさをデフォルメした作風にあり、遠い鎌倉時代から人の心はあまり変わっていないと、ほっとさせられます。
別な見方をすれば、リアルな形態を追求せず、作者は愛らしい子犬のイメージをデザイン化したと言えるかもしれません。
私は企業において、長くプロダクトデザインを生業にしてきました。その結果有名なデザイン賞をいただいたこともあります。しかしながら当時の私はデザインを仕事として、いつも張り詰めた思いで接していました。
教育や研究職となった現在、もう少し落ち着いて、デザインに楽しんで関われるようになってきたと思います。
そのような変化の中、自分が好きなデザインたちを狗児のようにとらえ、その楽しさや魅力を自身の身の丈でお伝えできればと思い、このブログを立ち上げました。
日常のたわいもない話ばかりですが、少しでもご興味を持っていただけたら幸いです。
ぐじ